sohomug’s blog

住宅ライターのちょこっと仕事からはずれた話

2021-01-01から1年間の記事一覧

Sail Away Ladies

Sail Away Ladiesという歌。もとはアメリカの古くからの歌だ。歌詞は古い曲にありがちな、言葉遊びかなという感じでやたら韻を踏んでいて、私にはよくわからなかった。ただ、Sail Away Ladiesというタイトルのイメージから、まずリフレインの部分にこんな詞…

リアル

生活感をどこまで隠すか?見せるか?住宅やインテリアの撮影のときには悩ましい問題だ。写真だと実際に目で見ている以上に散らかって見えるから、「片づけすぎか?」と思うほど片づけることが多い。とはいえ、すっからかんだと嘘っぽいし、モデルルームみた…

SNSで思いがけない人に出会えるのはうれしい。特にずいぶん昔の知り合いで、交流の途絶えていた人が偶然見つかり、昔と変わらぬ軸を持ち続けているのを知るのは感慨深い。 たぶんもう20年以上前。仕事で知ったアンティークのショップ。その頃アンティークに…

たびだち

大学卒業を1年延ばしてアメリカに行ったのは、ブルーグラスの本場に行きたいというのももちろんあったけど、それよりとにかくアメリカに行きたかったんだという気がする。 今思うと無謀な行き方だった。2ヶ月の語学学校+2週間のホームステイというプログラ…

ネコになりたいブルース

「ネコになりたいブルース」という詞を書いたのは、まだ会社勤めをしていた頃だったか? 今日も朝起きるのはとてもつらかった ボーッとした頭コーヒーでたたき起こし とりあえず手当たり次第に服を着て 朝ごはん食べる暇もなく飛び出した まんま、そんな生活…

坂道の町

冬のはじめに朝散歩を始めた。体のためというより、むしろメンタルのため。「朝起きて1時間以内に15分の散歩をすれば集中力が上がる」という、在宅ワーカーのブログを読んだのがきっかけで。いまだに集中力のなさに悩んでいるという情けなさはさておき。 往…

歌うこと

「生まれ変わるなら運動神経のいい人か、歌のうまい人になりたい」と息子が言ったとき、あまりに自分と同じでびっくりした。うちの家族は、運動神経がよくて歌のうまい夫と娘、運動神経が悪くて歌の下手な私と息子、にくっきり分かれる。 息子は歌は下手だが…

桜の季節

沈丁花の香りと同じように、うずうず感を呼び覚ますのは桜のつぼみだ。つぼみ、と目で認識するというより、枝全体がほんのりピンクがかってる気がする、というくらいの堅い段階が好きだ。咲いてしまうと桜はあまり好きではない。なぜだろう。 桜の季節は昔か…

沈丁花

沈丁花をはじめて意識したのは、中学3年の終わりだった。松本清張の小説「黄色い風土」の中に登場した「沈丁花の女」で。そのころ沈丁花の香りは嗅いだことがあっただろうが、花の形状を認識してなくて、小説の中のミステリアスな大人の女のイメージから、ぽ…

雑多

「小学校の校区には気を付けて」。私が引っ越し先を探していたとき、小学校の教師をしている友人(「あの町へ」の投稿にも登場した彼女)が言った。「勉強熱心な地域はあんたとこには向かへんから」という、うちの一家をよく知る立場からのありがたいアドバ…

景観条例

朝散歩をしている一角に、比較的広めの庭付き一戸建てがゆったり建ち並ぶエリアがある。そこを散歩中にふと目に留まったのが、「当地区は建築協定地区です」との看板。「住宅の新築・増築・改築を予定されている方は、下記の運営委員会と事前に協議してくだ…

あの町へ

あの町へ 帰りたいいつの日にか あの町へ 帰りたいいつか 遠いあの町 懐かしい町 思い出は 駄菓子屋の店先に 思い出は 神社の木の陰に 思い出は 今もまだ 路地裏で 缶けり鬼ごっこ 路地裏で ゴム飛びかくれんぼ 夢中で遊んだ 日が暮れるまで 初恋の あの子は…

休み時間

朝散歩をしてたら、「キーンコーンカーンコーン」と小学校のチャイムが聞こえてきた。それで突然、小学校に入学したばかりだった娘が不満げに言った言葉を思い出した。 「学校ってな、せっかく遊んでるのにすぐに『キーンコーンカーンコーン』って鳴るねん」…

2度目の今さら

「今さら長い文章を書こうと思うなんて」と書いてから、1度も長い文章を書かないままに2年。実はこのブログの存在さえもほぼ忘れていた。 が、また「書こう」と思うきっかけがあり、文章主体のブログってないかなと思って、あれ?そういえば以前もそういう…